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存在の耐えられない軽さ、と広大過ぎて切ないロシア

ミラン・クンデラの「存在の耐えられない軽さ」は小説音痴の僕でも半分は読めても、「不滅」は意外に全然ダメ。クンデラの「不滅」はゲーテをモチーフにファウスト的な世界観を描写している書物なので、ファウストを得意なオハコにしている僕としては楽勝と思ってもページが全く進まない。 最近になり、スターリンへのプチマイブームから「ロシア」を俯瞰できるよう、2021年秋にガガっと齧り食いみたくロシアを試食してみると、ロシアは深く寒い。そんで広い。昭和の世界地図はほぼ...